2005年4月15日〜17日 音樂劇「雪狼湖」國語版 in香港體育館
第二幕
☆牢。
四人の看守登場。「四獄警之歌」。タイトルそのまんまですね。コミカル。
囚人たち登場。自ら檻の棒を持参である。そして舞台の中央前面に指して檻の出来上がり。これはいいアイデアだわ。
合唱「問月」暗くて素敵〜。
ところで、このシーンでは囚人は皆、帽子をかぶってるんですが、これがどうも。學友だけは帽子なしにしたらいいと思うの。主役の特権で。似合ってないこと甚だしいんだもん。それにその方が舞台で見分けやすいし。群舞に紛れるのよ〜。
叫びながら檻に飛びつくところ、かっこいいです。帽子がなければもっとかっこいいです〜。
← これも北京。
「怎麼捨得[イ尓]」は阿狼ソロ。泣けます。
ひとり浸って歌ってるところに、仲間の囚人が食事を持ってきてくれたり、労わられてます。きっと、阿狼の話を聞いて、あまりのお間抜けさに同情をかっているのでありましょう(笑)。
そこへ四獄警がやってきて、阿狼を苛める。スカーフを奪い、殴る蹴るの暴行。
傍若ぶりに、ついに決起する囚人たち。かわいそうな坊やをこれ以上苛めるな、と。いや、そんなことは誰も言ってません。
囚人合唱「怒」。このダンスがカッコイイっぽいんだけど、何しろ眼は學友に釘付けなので、囚人たちのダンスは目の片隅にしか入らない。じっくり見たい〜。そのためにはDVDが必要だわ〜。
看守の応援部隊が発砲し、反乱は鎮圧。
☆老狼登場。
この老狼がね〜〜〜(ーー;)。気に入らないの〜。声作りすぎだよぉ。コミカルなキャラたってどうもなあ。まるで目玉オヤジじゃないか〜。衣装も、チープなコートがしょぼいしさあ。
老狼を演じているのは阿直を演じてる俳優さん。しかし声は。…學友? 録音? 阿直の声じゃないのは確かだ。あの俳優、こんなに歌うまくない。だから學友だと思うんだけど、声作りすぎで學友ぽくない。しかしこれだけ作った声でこれだけうまいのは學友くらいだ。この声は學友よ! とか、ぜったい違う! とか断言できないあたり、迷として私もまだまだね……。
※追記。 これやっぱ于毅だと思う。じっくり聴いたら、あんまりうまくなかった。學友じゃないわ。
歌は「希望」。前半は老狼、後半は阿狼のソロ。阿狼の声にうっとり。阿狼になったとたんに声の伸びとつやが段違いだから、やっぱり違うのかなぁ…。
☆森。玉鳳と小猿の衣衣。
阿狼を待ち続けている玉鳳。「一等再等」。一途だわぁ。
そこに阿狼が帰ってくる。
衣衣の面倒を見てくれたこと、花の面倒を見てくれたことの礼を言う。
「僕は胡狼」「知ってるわ! あ…その…噂を聞いたの」かわいいぜ、玉鳳。
「彼女が今どうしてるか知っているの?」
「いや…でもきっと、どこか遠くで幸せにしていると思う…」
阿狼が衣衣を連れて去っていった後、再会の喜びを歌う玉鳳。「等到了」。この歌声、最高! 歓びが満ち溢れています。
このシーンはすっごくお気に入り。このシーンを見たら、どうしたって玉鳳に肩入れしたくなるよなあ。
ところで、牢で反乱起こしておきながら、けっこう早く釈放されてるわねえ。どれだけ時間が流れているのかわからないけど。
☆市場。
「開工la〜!」
市場に働く人々の働くダンス。「簡簡単単愛情観」。阿狼、玉鳳も花を売る。
バチを使ったダンスがかわいくてかっこいいの〜。バチを叩く音を聞いたら、とうぶんこのダンスを思い出すんだろうな。
玉鳳を抱き上げてくるんっと回るところも楽しそう! 玉鳳、よかったね〜〜。
ああ、かわいい、かわいいよぉ。
はい、これも北京です。 →
「阿狼、ほら見て、全部売れたわ!」玉鳳、かわいいし〜。
玉鳳、かなり浮かれています。口数多いです。
小雪から聞いた話を、うっかり口にしてしまい、阿狼に不審がられたりします。
玉鳳に赤いスカーフを贈る阿狼。赤ってところが小雪を引きずっているけれど、玉鳳に揺れてるっぽいじゃありませんか。ていうか、このタイミングでプレゼントを用意するなんて、けっこうタラシだぞ、阿狼。
☆市場の続き。寧家母登場。
「信金得救」。落ちぶれた寧家母、金持ちマダムたちに貧乏なところを見られたくないと見栄を張って買い物をしようとするが、金はナイ。紙幣を二つに破いてさっと渡して逃げようとするが、売り子が気づいて騒ぎ立てる。…だと思う。
母、金持ちマダムの仲間に入りたがるが、入れない。
マダムたち退場し、落とされた金を拾う母。コミカルだけど、哀れよのぉ。
ところで、どうしてこんなに落ちぶれているのかよくわからない。爆発した花火工場は寧家のもので、そのせいで? だとしたら恨むべきは阿狼より阿直でっせ、母。よくわかんないんで、誰か教えてください。
そこに阿狼と玉鳳登場。怒り狂う母。そりゃそうだ。母にとって阿狼は天敵。
ここで初めて阿狼は玉鳳が小雪の姉と知る。
楽しそうにダンスを踊ったりもしたけれど、阿狼はここまでずっと声が沈みっぱなしだった。ここで小雪の話題が出て、声に感情がこもる。喜びではなく不安と詰問であるにしても。
☆小雪の悲しみの歌
「愛狼説(悼念篇)」。
胸を打つ、切々とした歌。
歌の後、天井から赤いスカーフが舞い落ちる…。 のは、ここだったよね? たしか? 印象的なシーン。 ←忘れてるくせに。
☆森。
悪夢。悪魔に襲われる小雪。
悪夢に飛び起きる阿狼。「決定」。
玉鳳が訪ねてきて、小雪がウィーンに行ったことを聞かされる。小雪は、阿狼が牢で死んだと聞いても、それでも信じようとしなかったのだと。
幸せに暮らしているとばかり思っていた小雪が、自分を待っていてくれただと知り、阿狼は小雪を追ってウィーンに向かう。
「小雪。[女尓]等我」
しかしなんでウィーンなんだ。つーか、具体的な町の名を出すと興醒めなんですけど。
いやこれはウィーンという名の架空の町なのね。雪狼湖が夢の湖であるように。
だから実はこの二箇所は近いのよ。だから阿狼がウィーンに行き着くことができたのよ。でなきゃむりだって。金も時間も、パスポートやビザも。ねえ。
しかし近くの町となったら、それはそれで意味が通らないんだけど。
☆広場。
広場で人々に小雪を知らないかと聞いてまわる阿狼。
ここはパントマイム。セリフなし。北の町らしく、暗い雰囲気。尋ねる中に酔いどれた阿直もいて、振り払われているのだが、互いに気づかない。
このシーン、北の町らしく、阿狼はいつものオーバーオールの上に長い上着を羽織っていて、それが似合うのね〜(*^_^*)。このシーンの格好が一番好きだわ〜。
何人目かに尋ねた相手が答える、「それって、彼女?」指差す先にバイオリンをかまえる小雪。阿狼に気づき、逃げ出す。追いかける阿狼。でもどうしてここで小雪は逃げるのよ。逃げるなよ。
幻想シーン。仮面をかぶった赤いドレスの女性と悪魔、多数登場。とらえどころなく、翻弄される阿狼。
新聞売りの少年登場、「号外! 号外! 寧静雪が死んだよ! 犯人は自首したよ! 号外! 号外!」
「…死んだ?」
絶望の「終于失去[イ尓]」。打ちひしがれる阿狼の元に、赤いドレス、頭まで赤いスカーフを巻いた女性が現れる。「小雪! 生きてたんだね、死んでなかったんだね」と抱きしめる阿狼。けれどそれは玉鳳だった。「小雪じゃない〜」と泣きじゃくる阿狼。ひ、ひどいっ。
玉鳳の「祈求可以共[イ尓]活一天」。「小雪の替わりになりたい。一緒に居たい…」とまで言ってくれる玉鳳あいてに「對不起…」としか言えない阿狼。
「わかってるわ。それでも私は…」。
玉鳳が立ち去り際に振り返って歌うラストの一節「原來只要為[イ尓]活一天……」は、本当に心に沁みます。
次いで老狼登場。
「時間の傷口を通るのじゃ〜」…説得力なさ過ぎ。
「時間傷口を通って過去へ戻っても、起きたことは変えられんぞ〜」それでもいいと縋る阿狼。
しっかし阿狼の「現來只要共[イ尓]活一天」はいい声だわ〜。歌声にこめられた愛の力に、時間傷口が開くのであった。
そりゃもう、私が神様だったら、こんな声で祈りをささげられたらどんな望みだってかなえちゃうよ。
☆時間が戻って、生きている小雪。
小雪の「懺悔」。
これを聴くと、小雪の迷になる。イボンヌちゃんがこんなに感情のこもった歌を歌えるとは。ドラマティック! すごく好みの一曲です。この歌カラオケで歌いたいな〜。
阿直登場。ついに心を開いてくれない小雪に、絶望して酒びたりになっている。これもかわいそう。
「あいつは死んだんだ!」「嘘よ。死んでないわ」信じ続ける小雪。
「恨」、この掛け合いはいい! 愛憎ぶつかり合う感情のせめぎ合い。しかーし、この見せ場で、三日目の阿直ってばせりふは忘れるわ、出だしはとちるわで、も〜〜〜(ーー;)。
絶望のあまり、小雪を手にかけようとする阿直。小雪の首を絞めるところに阿狼が時間傷口を通って現れ、阿直から小雪を奪い返す。
「最初におまえを殺しておくべきだったんだ!」ピストルを出す阿直。阿狼を庇い、飛び出して銃弾を受ける小雪。過去は変えられない…。
錯乱したまま阿直退場。「愛する人をこの手で殺してしまった〜!」
「阿狼…緊抱我…」
阿狼、小雪を抱きしめ、「抱雪」。泣けます。
そして問題のシーン。
阿狼、小雪を抱き上げる。
よっこいしょの声が聞こえてきそうです。やっぱりちょっとムチャです。腰を痛めないか心配で仕方ありません。ここは無理に抱き上げなくても、抱えてるだけでいいんじゃないかしらと思うんだけどなあ…。
しかし絵になるのは確かです。 →
☆フィナーレ
白のウェディングドレス姿のダンサーズ登場。「愛是永恒」合唱。
ボートに乗って、純白のタキシードとドレスの阿狼・小雪登場。
美しいわ、學友〜〜〜。
☆グランドフィナーレ
主要登場人物が登場。
四獄警が「四獄警之歌」を、寧家母と阿直が「愛銭万歳」を歌いながら登場。
次に玉鳳が「兩個[女也]的秘密理想」を歌いながら現れたときにはすごい歓声。へたしたら主役を食ってたかも(^^;)。一気に客席総立ち。
そして小雪。かわいい〜〜〜。
そしてラスト、阿狼は「愛是永恒」。いつもの格好に戻っています。一日目、二日目は阿狼だけだったけど、三日目には人気を反映して、小猿たちや最初のシーンに出てきた娘役の子も登場。
そして國語で客席へ挨拶。
「愛是永恒」のラストの一節、ラストの一語、「因為愛是[イ尓]」の「愛」部分のひっぱり!
すばらしかったわ、最高だったわ、感動したわ!
幕、降りないで、終わらないで〜〜〜。
★★ 終了 ★★
☆観終わって、sivaの感想
実は、観始めるまであまり期待していなかったのです。
ミュージカルというものにさほど興味がないし、ぶっちゃけた話、せっかく3時間の舞台なら、3時間ぶっ続けで學友の歌だけを聴きたい! というのが私なのです。他の人の歌まで聴かなくちゃいけないなんて、時間の無駄だわ。
しかし!
観終わったら感動してました。
すごく良かった。
芝居っ気のある學友の表情。怒り、泣き、苦悩し、笑い、戸惑い、焦り、歓ぶ。声がまた。歌声に感情を込めると學友は一段とすばらしい。そして感情過多な歌が私は好きなのよ。普通の演唱會では、確かにこの声の表情は味わえなかった。ミュージカル万歳! 態度豹変ぶりをお笑いください(^^;)。
「雪狼湖」は本当に観てよかったと思える舞台でした。
ミスはあったし、1997年の広東語版に比べて説明くさくなってたそうだし、大陸のダンサーズは垢抜けないという批評もあるけれど、それはそれとしても、いい出来だったとおもう。學友、許慧欣、陳潔儀の三人のキャストは本当に良かった。
どの歌もどのダンスも、聞きごたえあり、見ごたえあり。
音楽劇「雪狼湖」は、この先香港を初めとする各地で、多くの人々に演じ継がれていかれるにふさわしい舞台といえるかもしれない。學友の望みどおり。
私個人に限って言えば、學友の出ない「雪狼湖」に用はないが(^^;)。ごめん、學友。正直で。
あ、でも、字幕は直して欲しいな。ときどき「玉鳳」が「王鳳」になってたわよ(爆)。
ど〜〜〜〜〜しても、DVDが欲しい。それもイボンヌちゃんで欲しい。でも湯燦の小雪も観てみたいから、できればツーバージョン出てくれるのが理想なんだけどな〜。