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2006年1月7日 雪狼湖 北京最終公演


☆公演の前に

台北公演が不本意な形で終わり、私の中で「雪狼湖」が不完全燃焼を続けていた。こんな形で「雪狼湖」を見納めにすることに、どうしても我慢できなかった。
だから。

年が明けて、1月7日。北京で行われた雪狼湖最終公演。學友は、この公演を最後に阿狼から降りると公言している。
これを、観にいってしまいました。
私の中の雪狼湖に幕を引くために。

北京に行くくらいだったら、最初から台北行っときゃよかったよ、自分の判断ミスが悔やまれるよ、まったくもー。
台北だったら、三日目のチケットで振替公演に行っておけば4列目だったのに!
間際になって北京のチケットとってもろくな席じゃないよ、ちくしょー。 ←12月20日を過ぎてチケット取りに走ったやつ…。
などと愚痴垂れながら、北京行きのツアーを申し込み、パスポートを更新し、仕事をサボる口実を考え、雪狼湖チケットを取り扱う業者に北京まで国際電話をかけ、更にその支払の為にしばらく連絡を取っていなかった中国在住の友人に支払を頼み込むような非道な真似までしでかしつつ、着々と北京行きの準備は整っていったのです。
(パスポートの更新は、期限まで6ヶ月を切っていたため。しかし実際には、中国へ行く際には滞在日数+15日あればOKなので、この更新は不要だったことが判明。まぁいいけど)

☆開幕前

首都體育場周辺にはポスターもない。一箇所だけ、ポスター4枚まとめ貼りしてあるところがあったけど、それだけ。なぜ!?
しかしダフ屋はすごい。数歩あるくごとにダフ屋がいる。皆、手に手にチケットを持っている。おじさんおじさん、どの辺の席なのそれは。私のチケットよりいい席だったりしない? いい席だったら欲しいわ、私。
しかし考えてみたら、キャッシュが足りない。あまり両替してないから。手持ちのお金で買えるような席だったら、つまり私の席より悪いのだ。諦めがついたぜ。
もし手持ちのお金があったら、道行くダフ屋すべてのチケットをチェックしてたかもよ。そして偽造チケットをつかまされる(笑)?
ダフ屋と同じくらい横行していたのが、蛍光棒売りと双眼鏡売り。蛍光棒なんて振っちゃダメっ! 双眼鏡は、大きい割りに見え方が甘かった。 ←一応チェックしてみました。

← これがチケットホルダー。
  美しいじゃありませんか(*^_^*)。
  「驚世絶唱」ってのが泣かせます。


ホルダーの内側はこんな感じ。
チケットの破れ方に中国らしさを感じますね(笑)。


☆第一幕

さあ、開幕。
舞台、台上の赤いドレスの女性にスポットライト。右側階段、まだ暗い中に學友と子どもの姿が。
もーいきなり私の視線は學友に釘付け。學友だ學友だ學友だ學友がいるーっっっ!

そして「不老的傳説」。
泣きそうでした。
學友の声だ。
學友が歌ってる、學友の声で。これが學友の声、これが學友の歌。
台北とは全然違う。
この声が聴きたかった。
この歌声が聴きたかった。
この歌を聴くために、北京まできたのだ。
高音も低音も、伸びやかに広がる、深く染みとおる。

オペラグラスを覗くのも忘れて、歌声に聴き入りました。
ああ、學友………。

舞踏会が始まる。
ドレス姿の紳士淑女、寧母、阿直、玉鳳も小雪も皆ひときわ美しい! 陳松伶(ナディア・チャン)の声も今日はいい調子です。許慧欣(イボンヌ・シュー)はもちろんかわいい〜〜〜♪♪
そして…阿狼の登場! きゃーっ!
…と興奮するところですが、ここで近くの席で騒ぎが。
警備員がやってきて、客の一人を連れ出そうとしたのです。抵抗する女性客、しかりつける警備員、あんたたち、うるさいっ!
ジョウロにダンスを申し込むシーン、見逃しちゃったじゃないか〜(T_T)。
ほかにも、おしゃべりを続ける客、音をたてて菓子を食べる客、携帯電話で話をする客、なぜか移動が止まらないあちこちの客席…。いやはや、覚悟はしてましたが、やっぱ大陸は大陸だけのことはあるわ。はは。

それはさておき。
「雪狼湖」、内容はもちろん今までと同じです。痛めつけられる阿狼、舞踏会のあとで駆け寄る小雪、陰で見つめる玉鳳。
恋に落ちるふたり。
森の中の再会、分け合うスカーフ。
阿狼がバルコニーから握り棒で降りるシーン、今日もかっこいい! 客席大沸き。
こういうシーンでは歓声が沸き、スカーフを半分こしようという小雪に阿狼が喜んで手を差し出すシーンには笑いが起きる。けっしてマナーがいいとはいえない北京の観客たちでしたが、素直に舞台を楽しみ、感情をストレートに表現するという点では、よい観客たちでした、はい。
激しいダンスの「是否在戀愛」、台北は言うに及ばず、香港よりも更にダンスのキレがいいわ、學友! 息切れもしてなくて、如何に學友の体調が万全かを物語るシーンでした。よーしよーし。
あ、このとき、小猿が6匹も! 増殖してます! 台北ではひとりだったのにね。

小雪が帰ってきてバルコニーで「流星下的願」をデュエット。やっぱりこの二人の声は合う!
席が遠いせいで、オペラグラスを使っても細かい表情はわかりかねるのですが、そこは今までの記憶で補いつつ…。あ〜なんてこの二人はお似合いなのかしら〜〜と、うっとりしながら聴く(笑)。

「兩個[女也],一個理想」はあいかわらずかわいい。
そのあとの「愛銭萬歳」も、これが最後かと思えば気を入れて観ようというものだ。

そして湖のシーン。
バイオリンを弾きながら登場する小雪、客席も阿狼といっしょになって拍手。この人たちってかわいいかも(笑)。
嵐の後、抱き合うふたりに祝福の拍手も。タイミングはさておき。

「情人佳節」は、雪狼湖の中でも特に私の大好きな曲。
學友の声が盛り上げるのですよ。ああかっちょいい。
阿直の小雪への求婚を目撃した阿狼の衝撃、「抓狂」もかっこいいです。
「雪愛狼」、小雪の歌を聴いているうちに怒っていた阿狼が拗ねてる状態になって、照れて、またちょっといじけて、喜んで…というすげー判りやすい感情の変化が、かわいいのなんのって。
そして仲直りしたふたり、阿狼から小雪への、額にキス。くぅぅぅ〜〜〜、かわいい〜〜〜っ。
この「おでこキス」は、台北でもありました。前回のレポで書くの忘れたけど。香港では無かった。いつから追加になったのかしら。このシーンはいいわぁ〜〜〜。かわいい〜〜〜。

「歓笑嘉年華」、阿直の陰謀、引き裂かれるふたり、小雪の旅立ち…。
第一幕、終。

☆第二幕

四獄警登場から始まって、囚人たちの「問月」、阿狼の「不想失去[イ尓]」と続きます。
「問月」、ああ、やっぱり帽子かぶっているのね…。脱いで欲しかったぜ。似合わないわよ、阿狼! 
それはさておき、牢に飛びつく阿狼ってば、台北の倍くらい高いです。あいだひとり足りないんじゃないのというくらい、他の人よりひときわ高い位置につけてます。気合入ってるぜ、學友。
四獄警がすげー憎々しいです。失意に沈む「不想失去[イ尓]」、この歌の學友の声といったら…。聴いてるだけで胸が締め付けられます。なんて声なの〜〜〜(>_<)ヽ。
囚人たちの怒りの決起、「怒吼」ですが、歌の前の、食器を叩きつける音が、台北に比べて響きが悪い。舞台の材質の違いなのかしらね? なんか中途半端で残念でした。
で、あのー、前々から気になってたんですが、決起した囚人たち、四獄警を襲うことばかりに夢中になって、誰も阿狼を助け起こしてくれないのよね。ひとりくらい、大丈夫かと声をかけて抱き起こしてくれてもいいじゃないかーっ。 ←ちょっと妄想系。

このあと老狼登場。おーい、于毅、力んじゃってるのかもしれないけどさ、この大事なとこで声ひっくり返してるなよー。
阿狼の「希望」は今回もうっとりモノ。えーい、こんな声で歌われちゃったら、問答無用で無罪放免だ!

森に帰って玉鳳との出会い。ナディア、頑張ってはいるんだけど、やっぱりちょっと力不足を感じちゃうわねえ。
市場で「簡簡單單就是愛」。この歌で、ぷぷっ、學友てば間違えてやんの〜〜。
バチを持って右向いたり左向いたりするとこ、ここでずれちゃって。右向かってバチを振り上げたら、周りはみな正面を向いている。あちゃー。學友照れ笑い。この曲では基本的に笑顔なので、あちゃーの照れ笑いなのかもともとの笑顔なのかは判断できませんけど。照れ笑いだったことにしておこう。かわいかったから(笑)。

このあと「決定」も「真的失去[イ尓]」も、阿狼の声ときたら、胸を揺さぶられて苦しいほどでした。
「只要為[イ尓]活一天」の声は天にも届きそうな。
銃弾に倒れた小雪を抱えて歌う「抱雪」は、もう涙ボロボロ…。

☆フィナーレ

なんといっても席が遠いし、使っているオペラグラスもあまり性能がいいとは言いがたい代物なので、表情まではしかとは判別しかねます。カーテンコールで出てくるキャストたちも泣いていたらしいけど、気が付かなかったなあ…。
ナディアが現れたあたりで、立ち上がってしまった私、周囲の人たちはまだ誰も立ってなかったけれど、さすがに誰にもとがめられませんでしたね。つられたように、そのあとみんな立ち始めたので、嬉しかったです。そうそう、みんな立とうよ! 立って拍手を送ろうよ! ていうか、なんで座ってられるのよ!

學友が現れたときには、もう爆発的に拍手、拍手。
挨拶を始めた學友は…涙で言葉が詰まってしまいました。
必死に言葉を搾り出すように、お礼の言葉を述べる學友。
なに言ってるのかわかんないのが、こーゆー時には本当にもどかしい! 
このシーン、詳しくは、BunnyさんとこのBBSでKKさんが書いてくださってるレポを参照するのがよろしいかと存じます(2006/1/8)。


泣いている學友が印象的で、翌日の新聞でも「歌神泪水中謝幕」とか「張学友泣不成声」とか書かれて、ネットでも泣いてる画像が大きく出てました。
それはまったくそのとおりなんですが、なぜだか私は、カーテンコールの泣いてた學友よりも、阿狼を演じている學友ばかりが印象に残っています。そしてひたすら、歌が。
學友の歌。
つまるところ、私が求めているのは學友の歌なのですね。

そして欲目でなく、本当に今日の學友はすばらしかったのです。
いつにも増して伸びる声、思いのたけを込めた歌が胸を揺さぶりました。「雪狼湖」の世界に、私はどっぷり浸かりました。
この舞台を観ることができてよかった。
北京に来てよかった。
學友の阿狼を、観ることができてよかった。

やっぱり阿狼の役は學友でなくてはできない。
他の誰にも阿狼はできない。演じるだけならできるかもしれないけど、それはもう「雪狼湖」じゃないよ、別のなにかになっちゃうよ。
だからといって、これからも學友に阿狼を演じ続けて欲しいと願うのが無理であることもわかる。トシだしね(爆)。
この最期の舞台を観ることができて、本当によかった。
ここに来ることができた、すべてのめぐり合わせに感謝します。

で、この感動を追体験することができるように、DVDを切望!
出してよ、お願い!

☆補記 首都體育場のこと

← 北京首都體育場の座席案内。
某チケットサイトからパクった画像なので、サイト名がかぶっちゃってますが(^^;ゞ。
そのチケットサイトで、チケット購入。中国まで電話する必要があって、中国の銀行に送金する必要があるので、けっこうどきどきもん。でも、担当者は日本語が話せるので安心です。
http://www.piao.com.cn/jp_piao/shouye.asp

大陸の公演では、チケットに席が指定されていても、無視して座る人が多いと聞いていた。
しっかり体験しました。行ってみたら、私の席に人が座ってるんだもーん。
席がわかりにくいんだ、これが! 会場のそこここに立っている警備員(公安?)も、「あのへん」としか教えてくれない。ちくしょーっ。
なんとかかんとかこのあたりだと見当をつけても、空いている席がない。どうして? どうして? 混乱しながら必死で番号を覗き込み、目星をつけた席に座っている人に自分のチケットを見せると、「ああ来たのか」という顔をしてすいっと立って移動する。これが舞台が始まってからも、第一部の休憩が終わってからも、とにかくずーっと続く。あとから来た人は今までどこにいたのか、それまでいた人は本当はどこの席なのか、謎である。

私の席はスタンド後方。南面と西面のちょうど境目。通路側だったので比較的わかりやすかったです。
その分、人通りが激しくて、ずっとざわざわしてました。舞台が始まってからも人通りが激しいってなに。
西側スタンド4列目で、舞台を観るという点ではかなりよい席でした。今回初めて、まともに全体を俯瞰して観た気がします。
南台を頼んでいたのに、西台のチケットが届いたので、実はけっこう凹んでいたのだけど、思ってたほど悪い席じゃありませんでした。そもそも、首都體育場がさほど大きくなかったし。よかった〜。

グッズの販売は、ほとんどありませんでした。
パンフレットは台北とまるきり同じものなうえに、最初から「残りわずか!」と叫んでいて、実際舞台終了後にはもう残っていませんでした。他に売ってたのは…MV3曲入りの「雪狼湖」CDくらい? あ、双眼鏡も売ってたわね、ここでも。
さびしかったです。なにか買いたかったよぉ〜(T_T)。

上記座席表を見ると、アリーナ席の後方がずいぶん開いていることにお気づきになるかと思います。
ここ、オペレーションスペース。
舞台の様子をモニタでチェックしている様子が、私の席からよーく見える。
モニタにはロング映像アップ映像が場面ごとに切り替えられつつ映ります。こ、この映像って当然録画されてるわけよね! これをDVD化して頂戴! おねがい!
考えてみたらさ、國語版雪狼湖の映像化に際しては、香港、台湾、あるいは地方の会場のものよりも、首都北京での舞台を使いたいという思惑があってもおかしくはないのでは。したらば千秋楽の今日の映像が、最もDVD化の可能性が高いといえるのではないだろうか。上演最初の2004年12月時点から、内容も変わってきてるし、なにより小雪がイボンヌちゃんだし。え、そういう問題じゃない(笑)?

☆追っかけのこと

えーと。
なんせ、冬の北京。出待ちは難しい。屋外で何時間も待ってたら、死ぬかも。
だから、狙いはホテルよね。
しかし日本を発つぎりぎりまでネットで情報を捜せども、ホテル情報がみつからない。學友はどこに泊まるの!?
ほとんど諦めて北京入り。
ところが! 
なんとなんと、KKさんが聞きだしてくれました、当日のアリーナで、M嬢から! すごいわ、KKさん!
で、舞台が終わったあと、ふたりでタクシーを飛ばしました。
ホテル入りが11時ごろだったかな? さあそれから延々待ち続け…。
3時までは頑張りました(^^;)。
しかし、それで限界。
2時ごろマリアンがロビーに降りてきて(このホテルに泊まっていたのだな。さすがだぜ)、彼女が来たってことはそろそろか!? と色めきたったのだけど、結局3時前にまた部屋に引き上げて行ってしまって。じゃあまだ当分来ないのか…。と、ここでまたKKさんが、マリアンと話していた人に話しかけてくれて、打ち上げが7時までブッキングされてることを聞き出してくれました。
7時。
もちろん、その時間まで必ず學友が帰ってこないとは限らない。でも逆に、その時間になれば帰ってくるとも限らない。
KKさんは翌朝(もう当日ですが)に飛行機で地元に帰ることでもあり、そろそろタイムリミット。私も体力が…。
諦めて、帰途に着いたのでした。

が、諦めきれず。
ワタクシ、翌7時に再びホテルへ(笑)。何時間も寝てないわー。頭フラフラだわー。
ロビーには、學友待ちと思しき若者たちの群れが。でも昨夜より人数減ってる。
そしてマリアンの姿はなし。…ってことは、學友は当分現れないのでは…。
ひとりきりだと、待っているのも寂しいです。
日本人いなさそうだし。せめて英語が話せれば、あの迷の群れに話しかけることも…。でも人見知りするの、私。いきなり話しかけるなんて、無理だわ。はい、言い訳です。
小心者の私は、ひとりで待ち続けることにいたたまれず、結局30分足らずで退却してしまいましたとさ。あーあ。

というわけで、素の學友に会うことはできませんでした。
でも、できるだけのことはしたから。
後悔はありません。
満足してます。
今、とてもすがすがしい気分なのです(^_^)。

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