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2005年12月2日〜13日 音樂劇「雪狼湖」國語版 in台湾小巨蛋


もう既に皆さん御存知のとおり、台湾小巨蛋こけら落とし公演である『雪狼湖』、波乱の幕開けとなりました。
初日12月2日、第二部の途中…というより、はじめの方で、中断。10日(土)に振替公演となりました。
二日目12月3日、この日はなんとか終了までこぎつけました。
そして三日目12月4日〜6日の三日分は、休演、11日〜13日に振替に。

現地の日本人迷は大騒ぎ。
もちろん、台湾人も大騒ぎだったことと思いますが。
私は…騒ぐというより、もう頭が空っぽでした。

初日<12月2日>

☆開幕
幕が開き、オープニング時の父親の姿で學友登場。
香港では上演前の挨拶はなかった。ヘー、台湾では挨拶するんだー。チケットの売行きもすごかったし、きっとお礼を言ってるのね。
なんてとぼけたことを思ってました。あるいは、「芝居の間はぼくは阿狼だから、學友って呼ばないでね」というようなことを話しているのかな、と。でも考えてみたら、阿狼の姿でもない、父親の姿でその挨拶はしないよな…。
中国語が全然わからない、私のような一部の客を除き、客席のほとんどは學友の話を理解した筈。
「今日は体調がよくないので、中断する可能性がある」
それなのに、あわてず騒がず、怒鳴りも不満を叫びもせずに、おとなしく舞台は始まったのです。

☆第一幕
歌い始めてすぐ、高音で歌が止まる。
おいおい、マイクおかしいぞ。小巨蛋、なにやってんだよっ。
それが繰り返され…あれ? これってマイクのせいじゃないのかな? 同じようなところで切れるし。
次に思ったのは。………こ、これ、言うと怒られそうだけど…「あ、學友てばまた歌詞忘れてる」と、思ったのでした。あーん、ごめんなさいーっ。だって〜〜〜。學友の声が出ないなんて夢にも思わなかったんだもん。そんなこと想像の埒外だったんだもん!

それに、実際マイクはおかしかった。學友だけでなく、許慧欣(イボンヌ・シュー)の声も切れまくりだった。歌ばかりか、セリフも半分かた切れてたよ。歌は歌詞が電光掲示板に出るけれど、セリフは出ないので、マイクが切れるとなにがなにやらわからんです。私は聴こえてもわからんけどね。
そうそう、これが香港との相違。シンガでもそうだったらしいけど、セリフが電光掲示板に出なくなりました。きっと台本に変更があったのだと思う(「一個人的犠牲」のシーンが変わったりとか)。アドリブとかもあるしね。

マイクだけでなく、巨蛋は全体に音響が悪かった。音がこもる。
さらに、シャンデリアが巻き上げられるときの機械音がひどい。スモークの噴出し音もすごかったらしい(これは私は席が遠かったせいで実感なし)。

あれーあれー、なんなの、おかしいぞ、期待していた台北、なんか今イチ〜。
不満というよりは不可解さを抱え、それでも久しぶりの學友の姿を見ることができただけでも嬉しくて、とにかく學友の姿を目に焼き付けようと必死でオペラグラスを覗き込む。


森の中で、阿狼と小雪が再会し、小雪が阿直に連れられて帰って行った後、阿狼がバイオリンを抱えて衣衣と踊るシーン。
香港では四匹いたお猿さんが、衣衣ひとりになってしまってました。なぜかしら。
そして全篇を通して多分一番ハードなダンスであるこの曲で、學友はとてもつらそうでした。さすがの私も、これはおかしいぞ、と気がつくほどに。
声が出ない、声がひっくり返る、動きが鈍い、表情に精彩がない。
あれー、どうしちゃったのかなあ。學友、風邪でも引いてる? だめじゃーん。 ←事態の深刻さをまったく理解できていない。

バイオリンを放り投げてしまって固まる阿狼、そこに帰ってきた小雪。しどろもどろになった阿狼からバイオリンを受け取り、「そんなの平気よ!」とばかりに、ぽいっと投げ出す小雪。いいのかいいのか、バイオリンへの愛はどうなったんだ、でもそんな仕草もかわいいわ、イボンヌちゃん! 客席も大うけ!
このシーンに限らず、客席の反応がとにかく、いい。
笑うシーンでは大声で笑う。學友がバルコニーから握り棒でつたい降りるシーンではおおぉ〜って。いちいち反応がストレート、拍手も大きい。みんなが『雪狼湖』を楽しんでる。

でもこれは、最初に學友が「調子が悪い」ことを話していたせいなのかもしれない。
學友頑張れ! って意味合いが大きかったかも。
でももしそうだとしても。
台北のお客たちのこういう姿勢は、きっと學友を励ましたと思う。(プレッシャーにもなったかもしれないけど)

學友の調子が悪いまま、舞台は進む。
そして香港ではなかったシーンの「一個人的犠牲」。
こういう風か〜。
「離開ta」のセリフはこう入るか。本来その場にいないはずの阿直や寧母などの姿が、闇の中に浮かび上がり、阿狼を責める。
阿狼の心理がすごく伝わる。ああ、泣ける〜。

そして第一幕終了。
☆第二幕
第一幕より更に、調子悪し。声、ひっくり返りまくり。
檻に飛びつくシーンでも、なんか低い。

「怒吼」、この歌の前で、香港との相違点あり。
歌の前、阿狼を苛める四獄警に怒りを爆発させる囚人たち。そのとき、食器を床に叩きつけて、カンカンカン…って。感情の爆発をうまく表現してるなあと思いました。

反乱、鎮圧、老狼登場。
そして衝撃の瞬間。

「希望」の最後、「♪眼睛向前看♪」の「看」が、出なかった。
聴いてるほうもびっくりして、思わず息を呑み、動揺したけれど、何より本人が一番驚き、ショックだったろうと思う。
このとき學友がどんな顔をしていたか…。私、覚えていないのです。このあたり、ちょっと記憶があやふや…。

そして森のシーンで玉鳳が衣衣と歌っているシーンで、間奏のとき、囚人服姿のまま、阿狼が舞台へ。
「え?」思わず声が出てしまった。
お辞儀をして、挨拶を始める學友。
ここに至り、ようやく状況を理解した私。中断? 終わり? 學友、どうしたの? ううん、理解なんてできてない。
頭のなかぐるぐるぐる。

迷がステージに駆け寄って花束を差し出しても、學友は受け取らない。
まるで自分に花を受け取る資格がないとでもいうように。
自分を責めるように。

幕が降りる。
謝る學友が幕の中に消える。
そしてアナウンス。客席が一気に沸く。嬉しそうに。
なにを言っているのかわからない私は戸惑うばかり…。


☆幕後
小巨蛋にはマクドナルドが入っている。
そこの前で、學友迷の皆さまと待合せ。
普通話の聞き取りができるS田さんが状況を説明してくれて、ようやく事態を認識する。
最初に學友が言っていたこと、最後に言ったこと、アナウンスでは来週土曜日に再演すると言っていたこと…。
土曜日。10日。
来れるわけがない。
なんてことだ…。

それよりも。
今夜を途中で終わらせて、明日はどうなるの? 明日は大丈夫なの? 一晩休んだくらいで調子は戻るの?
まだこれから四日も連続で予定されてるというのに、続けられるの?

二日目(12月3日)に続く…  

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